法律相談センター
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法律相談センター
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茨城県弁護士会の現況
1 会員数の動向等
 茨城県弁護士会の平成17年1月末日現在の会員数は106名です。会員数は近年増加傾向にあり,本年度は10名の入会がありました。当会には,水戸支部,土浦支部,下妻支部の3つの支部があり,会員106名の内訳は,水戸支部69人,土浦支部29人,下妻支部8人となっています。茨城県の人口は約299万人ですので,弁護士一人あたりの人口は約2万8200人ということになります。この数値は,全国でもワースト4に当たるもので,茨城県は弁護士がまだまだ不足しており,弁護士に対する需要が大きいな県といえるでしょう。
 県内の裁判所の配置ですが,県庁所在地である水戸に地家裁の本庁があり,そのほか,日立,土浦,麻生,龍ヶ崎,下妻にそれぞれ地家裁の支部があります。
 当然,裁判所の本庁並びに各支部に対応する形で弁護士が開業していますが,人数にばらつきがあるため,弁護士会としては上記のように水戸,土浦,下妻という3つの支部構成となっています。裁判所の本庁・各支部と弁護士会の各支部の関係と各管轄内の弁護士数を対応表にすると,以下のようになります。
裁判所 弁護士会 人数
水戸 水戸支部 66人
日立 3人
麻生  
土浦支部 1人
土浦 25人
龍ヶ崎 3人
下妻 下妻支部 8人
 この表からお分かりのように,麻生支部管轄内が,いわゆるゼロワン地域になっています。麻生地区対策としてはすでに鹿島法律相談センターを設置しているところであり,毎週1回水戸支部の弁護士が相談に対応しています。しかし,市民の法的アクセスという面からはとても不十分であるため,鹿行地区にまもなく,公設事務所を設置することになりました。
 法律相談センターは,前記鹿島法律相談センターのほかに,日立,水戸,土浦,下妻,龍ヶ崎にも設置されていますので,県内の裁判所の地家裁支部の全てに法律相談センターが存在するということになります。法律相談へのアクセスという観点からいえば,これら相談センター以外にも,自治体その他団体との提携により無料法律相談を定期的に実行しています。

2 弁護士の活動について
 地方の中小規模の単位会ではどこも同じでしょうが,茨城県弁護士会の会員は,通常の民事事件や多重債務に関する事件を多数抱える傍ら,国選弁護人,破産管財人,当番弁護士として活動しております。
 当番弁護士についていえば,水戸支部会員のうち80%近くの会員が当番弁護士に登録しており,一人につき年間約7,8日当番日が割り当てられます。土浦士部,下妻支部の会員については当番日は割り当てられませんが,県南,県西地区所在の警察署,拘置所などからの派遣要請事案について適宜担当してもらっています。

3 委員会活動について
 そのほか,各種委員会活動も若手を中心として盛んに行われています。その中でも,当会の特徴的な活動として法教育委員会の活動が挙げられます。当会は,平成14年9月27日,つくば市で開催された関弁連シンポジウム「子どもたちのための法教育」の担当会でしたが,シンポジウム終了後も,法教育の活性化に向けた取り組みをするべく,平成15年度からは,全国に先駆けて市民のための法教育委員会を設置し,会として組織的に法教育活動を行っております。平成15年度は,県内の中学校に延べ20人の法教育委員を派遣し,法教育の授業を行いました。

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  弁護士になろうと言う修習生の中には,どの弁護士会に登録しようかと悩んでおられる方も少なくないと思います。もっと具体的に言えば,東京や大阪などの大規模単位会に弁護士登録するか,中小規模の地方単位会に登録するかという問題は,司法改革が進む昨今ではより一層悩ましい問題になありつつあるように思えます。
  そのような悩みをおもちの皆様に申し上げたいことは,今,弁護士や弁護士会は大きく変化しているところであり,今後は,さらにドラスティックな変化があり得るであろうということです。当会は,前述のとおり,ようやく100名に達した小規模単位会ですが,中小規模の地方単位会という選択肢も考えられておられる修習生の方にとっては,なかなか魅力的な会ではないかと自負しております。
  まず,当会は,前述のとおり県内人口に比べて弁護士が不足しており,なかでも,土浦士部,下妻支部の会員数の不足は顕著ですので,特にこれらの支部では新入会員といえども,すぐに独立開業が可能なだけの民事,刑事,倒産関係事件などの需要があります。水戸支部についても,土浦,下妻ほどではないにしても,全国レベルから見れば,まだまだ弁護士が不足しており,弁護士としての技能を身につけるのに十分な事件数はすぐにでも確保できることでしょう。
  次に,地方単位会としては,研修,研究会などが充実している点も魅力だと思います。当会では,平成13年度から,研修制度の充実化を図っており,実務的に役立つ多くの研修が実施されています。また,若手会員を中心に毎月1回の判例研究会,水戸地裁本庁の裁判官・書記官らも参加する倒産法研究会など,会員有志による任意の研究会などもさかんです。
  さらに,会員相互間に互いに切磋琢磨しようという適度な緊張感と連帯感がある点も魅力だと思います。当会には,個性豊な会員が多く,各自が自由に弁護士業のスタイルを形成していますが,会員間の関係も非常に良好で,適度な連帯感が保たれています。また,県内には多くのゴルフ場があり,定期的にゴルフ等のスポーツを楽しんでいる会員も多く,海の幸,山の幸に恵まれた土地柄,会員間でおいしい料理を食べながら杯を交し,楽しく歓談する機会も豊富です。また,会員有志によるメーリングリストも立ち上げており,会員相互の情報共有化の効率化にも務めています。
  どの単位会に登録するかという問題は,結局のところ,司法修習生の皆様が弁護士という仕事に何を求めているかに帰着するように思われます。当会の魅力について思いつくまま延べてきましたが,当会のような小規模単位会の最大の特色は,とにかく,弁護士の業務そのものについてはもちろんのこと,その他あらゆる面で,様々なチャンスに恵まれているということではないかと思います。現在,登録後10年を経過しないうちに副会長職が回ってきていますし,日弁連や関弁連の各種委員会も登録後数年で回ってきますので,日弁連の動きや関弁連の動きなどについても早い時期に深く関われる機会が与えられることでしょう。登録後1年前後で破産管財人に選任されることもごく当たり前なっておりますので,やはり早い時期に倒産処理の実務経験を積むことができます。弁護士数も不足しておりますし,弁護士の専門化もこれからですので,本当に可能性に満ちた会であると思います。水戸から東京都内までの移動もほんの1時間余りです。自分さえその気になれば,自分らしさを生かす弁護士業務スタイルやライフスタイルを追求することは十分に可能です。近時,全会員における若手会員の占める割合が増加してきており,東京3会などからの登録換えの会員も増加してきておりますが,これも,当会のような地方単位会の魅力が見直されつつあることの現れではないかと思います。
  そうはいっても,修習生の皆様には,やはり最初は勤務弁護士として働きたいという要望が多いと思います。この点,茨城県弁護士会には,公式に勤務弁護士を募集している事務所が少ないのも事実です。しかし,執行部や各支部長にご連絡いただければ,斡旋の労はいといません。
皆様の入会を心よりお待ち致しております。

インフォメーション
「墓地の法律と実務」茨城県弁護士会編著
 ぎょうせい 平成9年7月30日発行
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