| 永田町での毎日(平成17年度) |
| 第一東京弁護士会 松本 ゆう子 |
T 自己紹介 55期。弁護士4年目。東京・永田町の事務所にて勤務。静岡県浜松市出身。昭和48年生まれの32歳。目下,気ままな独身生活をエンジョイ中。 弁護士になろうと思ったのは,「人の相談に乗るのが好きだったから。単に話を聞くだけではなくて,現実的な助言ができれば,やり甲斐を感じられると思ったから。」という,極めて素朴な理由からです。 U 事務所 名古屋修習だったため,当初,名古屋での就職を考えたこともありました。 しかしながら,現在の事務所との運命的な出会いに恵まれたことから,東京での就職を決めました。事務所選びの決め手は,やはり「人」でした。 弁護士7名(男性6名・女性1名)・事務職員3名(男性1名・女性2名),総勢10名の事務所ですが,「10人家族です」と紹介したいほど,家庭的な雰囲気の事務所です。 V 業務内容 事務所としては,民事・家事事件から刑事事件まで,幅広く扱っています。 その中でも,私自身の業務の特徴と言えば,「比較的,家事事件が多い」ということ。 事務所の事件全体から見れば,家事事件の比率は必ずしも高くありませんが,家事事件に最もやり甲斐を感じている私自身の希望により,事務所に家事の相談が来た場合,できるだけ私に担当させて貰うようにお願いしています。 W 心がけていること できるだけフットワークの軽い弁護士でありたいと思っています。 少しでも依頼者との距離を縮め,信頼関係を保つために,「足を運ぶことを惜しまない弁護士でありたい」と思うのです。 普段,依頼者が事務所に来て,打ち合わせをすることが多いですが,特に個人の依頼者は,法律事務所の敷居をとても高く感じたり,緊張のあまり,素の顔を見せないこともあります。永田町という,事務所の場所柄もあるかもしれません。 そのため,私としては,時間の許す限り,私が依頼者の自宅や会社に赴いて,打ち合わせする機会を作ることを,心がけています。 依頼者側の環境に触れてこそ,分かる「雰囲気」もありますし,感じられる「親しみ」もあるのではないかと思っています。 X 受任形態 平成18年1月から,パートナー弁護士として,事務所に参加させて頂いています。 但し,まだまだ,個人的なつながりで受任する事件は必ずしも多くはなく,比率としては,事務所の事件を,事務所の弁護士と一緒に受任することが多いです。 個人的なつながりで受任する事件の内容としては,12歳も年の離れた実兄(ちなみに2人兄妹)が,別事務所で知的財産関係専門の弁護士をしていることから,兄と一緒に受任して知財の勉強をさせて貰うこともありますし,別事務所の先生から頼まれて受任することもあります。 後述する委員会経由で,事件を受任することも多いです。 Y 会務活動 弁護士登録直後から,「犯罪被害者保護に関する委員会」に所属しています。 具体的には,「犯罪被害者のための弁護士ネットワーク(SOS)」という,被害者からの電話相談を受けることが,私の主な活動内容です。 3ヶ月に一回程度,担当日が回ってくるのですが,担当日には,午後1時から4時まで,弁護士会館の一室に詰めて,電話を待ちます。電話相談から受任に至るケースも多いです。 また,家事事件に関心を持っていることから,特にDV関連の相談を,委員会経由で依頼されることもあります。 Z 日々の生活 事務所から徒歩4分の場所で,ひとり暮らしをしています。人からは「人間の住む場所ではない」なんて言われますが,私としては,極めて快適な生活を送っています。 「満員電車」も「真夜中のタクシー帰り」もありませんから,通勤の悩みは皆無です。 平日はどうしても帰宅が遅くなりがちですが,仕事と心中できるほどの,ストイックな性格ではありません。「充実した私生活」を愉しむため,休日はできるだけ仕事をしないようにしています。 週末は,同期の弁護士とお料理教室に通ったり,近場にドライブに出かけたり,買い物をしたり,カラオケやダーツをする等,平凡な休日を愉しんでいます。 長い休みには,実家で一人暮らしをしている母親を連れて,海外に出かけるなど,旅行を愉しむことが多いです。 [ 終わりに 今回,「若手女性弁護士」ということで原稿執筆を依頼されましたが,これまで「女性であること」を意識したことは,殆どありませんでした。 しかしながら,男も女もないこの世界にいればいるほど,逆に「女性らしさを大切にしたい」という気持ちが強くなっていることに,最近,気が付きつつあります。 女性らしくありながらも,一人の弁護士として,プロらしい仕事ができるようになりたい。そんな気持ちで,修行(苦行?)の日々を送る毎日です。 |