

【内容】
「ルールはなぜ守らなければならないのか」「どうしてそのようなルールになっているのか」「ルールがなくても人を処罰していいのか」「ルールがなければ何をしてもいいのか」等についての主に刑法に関する考え方や刑法と学校の決まり事の違い等について、架空の国・サル山共和国で起こる事件や出来事を通して、法律的な考え方や解釈の仕方を学ぶことができる。
本編では、「刑罰の決め方」「共同正犯(刑法60条)」「罪刑法定主義」「正当防衛(刑法36条)」を中心に、具体的な事例について刑法犯の条文を取り上げつつ、挿絵とともに物語を読み進める中でわかりやすく学ぶことができ、子どもにも理解しやすい内容になっている。
刑法という言葉は知っていてもその意味や内容、考え方に意識的に触れたことのない子供たちにとって、どうしてルール(刑法)が必要なのか、よく耳にする法律がどのようなものなのか等について知ることで、ニュース等で目にする事件についてより深く考えることができるようになる一冊と思われる。
【目次】
はじめに・・・・
第1話 走って走ってケガさせて──どうして人に罰を与えるんだろう?
・爆走するウサギとサル
・暴走ゴリラとケガするおじいさん
・ゴリラの刑はどうやって決める?
【解説】刑法は取り扱い注意の法律
第2話 ゲーム機をとりもどせ!──とちゅうでやめても共犯者なの?
・いっしょにやったら共犯だ
・とちゅうでやめても共犯か?
・共犯はなぜ「いっしょに処罰される」のか
【解説】処罰するには根拠が必要
第3話 校則に書いてないのに怒られた──法律に書いてないけど処罰する、は許される?
・書いてないことはやっていい? ①学校の決まりの場合
・書いてないことはやっていい? ②刑法の場合
・刑法と学校の決まりの違い 刑罰のつらさ
【解説】罪刑法定主義となるほどパワー
第4話 あいつが先に手を出したのに!──正当防衛のしくみと限界
・どこまでやったら、やりすぎ?
・サルとゴリラの大ゲンカ
・正当防衛は、なぜ許されてる?
【解説】無罪にする方向の条文
おわりに・・・・
以 上