関東弁護士会連合会は、関東甲信越の各県と静岡県にある13の弁護士会によって構成されている連合体です。

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ひまわり基金法律事務所見学バスツアー

「第14回ひまわり基金法律事務所見学バスツアー」のご報告

弁護士偏在問題対策委員会 委員 門田 雅也(第二東京弁護士会)

  1.  はじめに
     修習予定者にひまわり基金法律事務所を訪問・見学してもらう関弁連主催・日弁連共催の標記バスツアーが令和4年9月29日(木)に実施されました。
     本バスツアーは、修習予定者に公設事務所等への訪問を通じて、その活動内容を知ってもらうとともに、公設事務所等への赴任、弁護士過疎地での就職・開業について関心を持ってもらうことを目的として実施しております。
     前回のひまわり基金法律事務所見学バスツアーは令和元年11月1日実施でしたが、この間新型コロナウイルス感染症の流行があり、実施を見送っておりました。そのため、今回のひまわり基金法律事務所見学バスツアーは、3年ぶりの開催でした。
  2.  参加状況
     今年で14回目となる本バスツアーには、8名の76期修習予定者が参加してくれました。前回が5名でしたが、本年はなんと1.6倍もの方の参加があり、非常にうれしく思いました。
     日程は大まかに述べますと、関弁連委員3名、日弁連1名の合計4名の弁護士と76期修習予定者の8名が同行し、①午前10時に霞が関の弁護士会館を出発して高速道路にて千葉県鴨川市に向かい、②同市内の「石川」という地元の料理店で昼食会を行った後、③鴨川ひまわり基金法律事務所を見学するという日程でした。
  3.  バス車内での自己紹介
     往路のバス車内では、もはや恒例行事となった自己紹介を行いました。引率の弁護士は例年より少ない4名でしたが、修習予定者が8名参加していただいたため、(また類を見ない道路状況の円滑さも相まって、)参加者全員の自己紹介が終わるころには、昼食会場の「石川」に到着しているほどの高密度な時間でした。
     修習予定者の皆々様が、目的意識をもって参加されていたこともあり、自己紹介の後の一言質問も大盛況でした。筆者も、駆け出し弁護士の74期であったことから、司法修習についてのアドバイスや、実際に弁護士になった後に感じたことなどを、エピソードとともにお届けできたかなと思います。
  4.  昼食会
     鴨川ひまわり基金法律事務所所長の金澤佳弘先生と同事務所所属の前野加奈先生が合流し、「石川」にて昼食会を行いました。
     この昼食の様子については、文字でお伝えするのが大変難しいため、ビジュアルでの説明に頼りたい(逃げたいわけではありません。)ところですが、一言でいえば、「おいしい」としか言いようのない昼食に、参加者各位が舌鼓を打ち、頬を落としてました。筆者も例外ではありません。
     昨今の情勢から、口数は少なくなりましたが、弁護士が自身の経験を修習予定者に話したり、修習予定者から質問がなされたりするなど、和やかな雰囲気での昼食会となりました。
  5.  鴨川ひまわり基金法律事務所見学
     鴨川ひまわり基金法律事務所所長の金澤佳弘先生と同事務所所属の前野加奈先生が合流し、「石川」にて昼食会を行いました。
     この昼食の様子については、文字でお伝えするのが大変難しいため、ビジュアルでの説明に頼りたい(逃げたいわけではありません。)ところですが、一言でいえば、「おいしい」としか言いようのない昼食に、参加者各位が舌鼓を打ち、頬を落としてました。筆者も例外ではありません。
     昨今の情勢から、口数は少なくなりましたが、弁護士が自身の経験を修習予定者に話したり、修習予定者から質問がなされたりするなど、和やかな雰囲気での昼食会となりました。
  6.  最後に
     今回のバスツアーは、新型コロナ感染症の流行中ということもあり、感染予防に関しては格別のご配慮をいただきました。ご丁寧に対応いただいた金澤先生、前野先生には改めて感謝を申し上げます。
     バスツアー終了後、修習予定者からは、「弁護士過疎地域ならではの面白さや大変さがよくわかりました。」、「どの先生も各地域でのやりがいを実感しているのを実感した。」などの感想の他、「実際の事務所の先生に裏話も含めてお話し頂けたのはとても参考になりました。」、「大変なことも含めて、本音ややりがいをお話しいただけました。」など、両先生方の全力投球なご説明が、修習予定者の心に響いたとみられる感想も多く見受けられました。
     他方で、「もっと司法過疎地についての情報があるとよかった。」とのご指摘もいただき、もっと一般的にひまわり基金法律事務所を知ってもらうための工夫も、今後必要になってくると痛感しました。
     今回のバスツアーは、例年よりもさらに弁護士過疎地での活動に対する興味・関心の高い方が参加しており、バスツアー終了後には、修習予定者同士で連絡先を交換するなど今後につながる関係も築いていました。修習予定者にとって弁護士過疎地での就職・開業についてより一層興味・関心を高め、次代を担う法曹を一人でも増やす貴重な機会になったと思います。

以上

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