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世界の歴史に思いを馳せてみた 第2弾(エジプト編)

山本 祐輝(千葉県弁護士会)

 

ペルー編に引き続いて、今回は第2弾エジプト編です。

古代エジプト文明は日本人には一番馴染みのある古代文明と言ってよいでしょう。私が産まれる以前から、そして現在に至るまで、毎年何度もテレビで古代エジプト文明が特集されていますね。私もそんなテレビを見てまんまと古代エジプト文明に興味を持ってしまいました。

ということで、興味を持ってしまったが最後、念願のエジプトに行ってまいりました。

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エジプトといえば、もちろんこれですよね。ラクダ。ではなくピラミッド。

テレビなどの映像や画像で見るとその大きさはイマイチ分かりませんが、目の前にするとその大きさには驚かされます。

1つの石の大きさはこのとおり↓

  

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高さは身長173cmの私より少し低いくらいで、横幅奥行きもかなりあります。平均2トン以上、重いものでは数十トンあったといわれていますが、これらの石を高さ147mまで積み上げています。

重機も無かった4500年ほど前に、いったいどうやって積み上げたんでしょうかね...。インカ帝国の時代(ペルー編参照)はまだ数百年前の話なので人間がやっててもおかしくないですが、4500年前は宇宙人の仕業な気がしてしょうがないです...。人間が成し遂げたのだとしたら、一番最後に頂上の石を積み上げた時、どれだけの達成感に満ち溢れていたのでしょうか(もはや一番上を最後に積むとい考えそのものが凝り固まった発想であって、もっと斬新な方法で積み上げていたのかもしれませんが)。さぞ盛大な打ち上げが行われていたことでしょう。

   

ちなみに、エジプトの魅力はピラミッドだけではありません。

エジプトにはアブシンベル神殿などの超巨大神殿がいくつもあります。今回行った中で紹介したいのはカルナック神殿。

  

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この柱たち、1つの石から作られているんです。最も高いもので高さ約21メートル、これほど巨大な柱が約130本立っています。そして極めつけはその巨大な柱の上に、巨石でできた梁のようなものが。いやいや、その高さにそのサイズの石をどうやって乗せるんですか。笑

カルナック神殿のこの大列柱室は3000年ちょっと前に作られているようですので、やはり宇宙人の仕業でしょう。そう思いたいです。

   

巨大建造物以外にも、ミイラやその棺、巨像や壁画などエジプトには見るべきものがたくさんあります。エジプトはナイル川流域を除いて国土のほとんどが砂漠になっており、乾燥や砂に埋もれていたおかげか、状態のいい遺物がたくさん見つかっています。数千年前に作られた物が、ほぼその当時の状態を維持したまま目の前に現れるのです。

   

ちなみに、エジプトでは今年ようやく大エジプト博物館(日本も開館に向けて支援しており、博物館には日本語が散見されます。冒頭でテレビで特集がよく組まれている話をしましたが、もはや国ぐるみで好きなわけですね。笑)がグランドオープンするようです(当初は2020年オープン予定でしたが、新型コロナウイルスの影響等により何度も何度も延期されてきました。)。

  

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私もプレオープンの段階で行ってきましたが、この博物館はハッキリ言ってやばいです。

この博物館自体が超巨大建造物で、博物館の中に巨像や神殿の一部などが多数展示されていて、その規模は筆舌に尽くしがたいです。これからエジプト行く人にはぜひ大エジプト博物館にも寄っていってほしいと思います(ツタンカーメンの黄金マスクなどもエジプト考古学博物館からこちらに移されるようです。)。

皆さんも、数千年前に繁栄した古代エジプト文明の技術力の高さに、ぜひ思いを馳せてみてください。

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