
関東弁護士会連合会ブログ「調子に乗って勘弁れん」若林 茂雄(第一東京弁護士会)
8月下旬から9月上旬にかけて、夏休みを利用して米国のシアトル、サンフランシスコ、ヨセミテ国立公園を巡った。シアトルは母校を訪ねる懐かしの思い出旅行。訪問先があまり観光旅行的ではないので、サンフランシスコとヨセミテを紹介したい。
8月28日
13時過ぎにシアトル・タコマ空港からサンフランシスコ空港に到着。空港から高速鉄道(BART)でサンフランシスコのダウンタウン、パウエルストリート駅へ。クレジットカードで改札を通れるので乗車券を買う必要がなく(東京メトロにも最近導入されましたね)、とても便利。地下駅から地上へ出る。
坂の街サンフランシスコを走るケーブルカー、パウエル線の折り返し点(Powell and Market)がすぐそば。ここで乗務員がケーブルカー折り返しのために人力で車両の方向転換を行うので、たくさんの観光客が写真を撮っている。
ケーブルカーの車両は、運転席と動力が一般の路面電車と違っている。車両の前半分が独特で、左右両側に外を向いた長椅子の客席があり外壁も柵もない。左右の長椅子の背に挟まれた中央の縦長部分が運転席で(車両の前後両方に運転席があるタイプもある)、運転席のグリップ装置で路面に埋め込まれた動力ケーブルを掴んで車両が動く。車両の後ろ半分は普通の客室、左右窓の下に中央を向いた向かい合せの椅子席があり、その間が立ち席。
パウエルストリートからユニオンスクエアまでケーブルカーに乗り、ホテルにチェックイン。部屋に荷物を置いていざ出陣。
ケーブルカーでチャイナタウンへ。行列ができるという人気のテイクアウト点心専門店、グッドモンコックベーカリー(Good Mong Kok Bakery)へ。地下鉄Tライン(Muni Metro T Line)終点のチャイナタウン・ローズ・パック駅からストックトンストリートを少し北に行ったところ、中華街の中ほどにある小ぶりの店舗。表の歩道に人の列ができている。両手に抱えるほどの袋を持って出てくる買い物客もいるなか、夕食用に焼売、蒸し餃子を買った。続けて隣にある似た感じの店ニューゴールデンデイジー(New Golden Daisy)でショーウインドに吊るしてある焼鴨を買おうとしたら販売単位が半身か一羽とのことで断念し、おいしそうだった炒麺と中華饅を買う。ホテルに帰って夕食に食べたが2店いずれもとても美味。この2店ともWEB検索でヒットする。
![]()
フォーチュンクッキーの製造販売店ゴールデンゲートフォーチュンクッキーファクトリーに行ったら大行列。諦めて他日を期すことに。
8月29日
ホテルをチェックアウトして、徒歩1分のヨセミテ国立公園行きグレイラインバスの停車場所へ。客と思しき人たちが5~6人。出発時刻6時40分の少し前に20人乗りくらいの中型バスが到着。始発のフィッシャーマンズワーフからの乗客を含めてほぼ満席で出発、車内で昨日買った中華饅を食べる。途中のショッピングモールで休憩中に同乗の日本からの旅行者と話をする。サンフランシスコから日帰りでヨセミテ国立公園往復バスツアーとのこと。片道約5時間超のバス旅でそれは疲れそうだ。
バスはシェラネバダ山脈に入りつづら折りの道で高度を上げていく。峠を越えてヨセミテ国立公園入り口ゲートを通過して国立公園に入る。
ヨセミテ国立公園は、シェラネバダ山脈の中、カリフォルニア州中部東端近くに位置する約3,000㎢の広大な国立公園。その中央部西側にメインスポットの一つ、ヨセミテ渓谷(Yosemite Valley)がある。
ヨセミテ渓谷は、ヨセミテ国立公園のハイライトが集中する観光スポット。そこは、氷河による浸食で形成された切り立った花崗岩の岩壁に挟まれたU字谷の底、マーセド川沿いの東西10㎞超の細長い平坦地。谷底と岩壁上部の高低差は1,000mを超える。平坦な谷底と切り立った岩壁の対照が美しく、長野県上高地のような山奥の桃源郷。
谷底の平地にビジターセンター、ホテル、レストランなどが点在し、それらを約1時間で周回する無料のシャトルバス(Valley Shuttle)が走っている。
さて、グレイラインバスはヨセミテ渓谷に近づき、渓谷入口のビューポイント、トンネルビュー(Tunnel View)で小休止。
![]()
ヨセミテ渓谷西端のここからヨセミテ渓谷を展望できる。手前の森の向こう、渓谷左側に存在感ある岩壁エルキャピタン(El Capitan、世界最大の花崗岩一枚岩だそう、ヨーロッパアルプスのモンブランは一枚岩ではないとのこと)、渓谷中央奥の稜線に伏せたお椀を縦半分に切断したようなハーフドーム(Half Dome)、渓谷右側岩壁が低くなって黒っぽい壁面の所にブライダルヴェール滝(Bridalveil Fall、水量が少なく写真ではわかりにくい)がある。
小休止の後、いよいよヨセミテ渓谷に入り谷底を進む。眼前のエルキャピタンの威容に圧倒されながら、12時40分に終点のヨセミテバレーロッジ前に到着。バスの長旅、お疲れ様でした。
そこからヨセミテ渓谷周回シャトルバスに乗り換え、バス路線の約4分の3を回って13時半前に宿泊先、アワニーホテルで下車。
![]()
アワニーホテル(The Ahwahnee)は、1927年に完成したアメリカ屈指のリゾートホテルで、エレガントで落ち着いた雰囲気。シャトルバスを一緒に降りた人たちがホテルのバーラウンジ(Ahwahnee Bar)に列をつくっている。ランチも出しているようだ。まだチェックイン時刻前なので、荷物を預けて我々もバーラウンジへ。
カウンター席に座り、昼食を兼ねてオードブル盛り合わせとカヴァを注文。
出てきたのはオリーブ、サラミ、サラダなどのボリュームたっぷりな盛り合わせ、お昼に十分。
目の前のバーテンダーは注文を次々とさばいている。忙しそうだ。
人心地ついたので、ホテル中庭に出て寛ぐ。ハーフドームが近くに見えてとてもよい。
15時を過ぎてチェックイン、部屋に入る。中庭に面したよい部屋。
夕食は予約したヨセミテバレーロッジのレストランへ。シャトルバスで10分ほど。
今日は長距離移動で疲れたので、夕食後早々にホテルに戻り、おやすみなさい。
(その2へ続く)
(2026年10月13日)